| 医院名 |
|---|
| 三光クリニック 蒲田西口院 |
| 院長 |
| 崔 仁煥 |
| 住所 |
| 〒144-0051 東京都大田区西蒲田5-27-12 |
| 診療科目 |
| 内科、消化器内科、内視鏡内科 |
| 電話番号 |
| 03-3735-5581 |
検査でわかる病気・Q&A
便潜血検査で陽性と言われましたが、大腸内視鏡検査をうけたほうがいいですか?
便潜血陽性の方は、大腸内視鏡検査を受けることが、命を守るための大切な一歩となります。痔の症状と自己判断し、大腸内視鏡検査を受けずに放置した結果、実際には大腸癌であったというケースがしばしば報告されています。自己判断だけでは、大腸がんの早期発見の機会を逃してしまう可能性があります。
便潜血反応をきっかけに大腸内視鏡検査を行う場合は、なんらかの症状をきっかけに行う場合とくらべて、大腸がんをより早期の段階で発見できることが示されています。また、便潜血反応をきっかけに大腸内視鏡検査を行った群では、大腸癌による死亡率の低下が30年後まで持続するという研究結果が New England Journal of Medicine 誌に掲載されています。
ただし、便潜血検査の大腸がん見逃し率は15.6%であり、便潜血反応が陰性だからといって、必ずしも安心はできません。
40歳を超えた方、便潜血反応が陽性の方に加え、大腸がんを否定できない下記のような方は、大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。
なぜ定期的な大腸内視鏡検査が必要?
早期大腸がんの半分以上は便潜血検査では見つかりません。そのため、大腸がんを早期発見する唯一の方法は、定期的に大腸内視鏡検査を受けることです。大腸がんは小さいポリープから始まり、それが大きくなることで初めてがん化します。つまり、定期的に検査を受けてポリープの段階で切除していれば、大腸がんで亡くなることはありません。
40歳を過ぎたら大腸カメラを定期的に受けましょう。何もなければ2-3年に1回、ポリープを切除した場合は1年後に再検査を受けることをお勧めします。
大腸内視鏡検査の精度はどの程度ですか?
大腸がんの早期発見において、大腸内視鏡検査の感度は95%以上です。それに対して、便潜血検査の早期がんに対する感度は、32%程度となります。
所要時間はどの程度ですか?
大腸内視鏡検査自体はおおよそ10分程度です。ポリープを切除する場合は、数と大きさによりますが、もう少し時間がかかることもあります。鎮静剤使用時は、検査後のリカバリーに1時間ほどかかります。
どのくらいの頻度で大腸内視鏡検査を受ければ安心ですか?
大腸内視鏡検査を行った上で、腸の状態を経験豊富な医師が詳細に確認し、次回の検査のタイミングをお伝えしています。
内視鏡をする医師はどうなっていますか?
毎週金曜午前・午後のみ日本医大・消化器内科の医師が検査を担当しております。それ以外はすべて院長が担当しております。
当院では、「水浸下無送気軸保持短縮法」という独自の挿入法で検査を行っており、多くの方に痛みの少ない検査を提供しています。軽い麻酔を使って、この方法を行うことにより、99%以上の患者さまが痛くないと回答しています。
最終的な判断は医師が行いますので、事前診察の際に医師にお伝えください。
便秘や下痢といった便通異常がある場合、大腸疾患が疑われますので、早めの大腸カメラ検査を受ける必要があります。便秘・下痢の方でも問題なく検査ができるよう、事前診療でしっかりと対応いたします。
生理中でも検査可能です。大腸内視鏡は肛門からの挿入のため、生理の影響を受けません。不安な場合は日程変更も可能ですので、遠慮なくご相談ください。
妊娠中の内視鏡検査は難しいです。授乳中の場合は麻酔を使わなければ検査は可能です。なお、内視鏡検査後24時間授乳をやめられれば検査時の麻酔も可能です。
当院の大腸内視鏡検査は予約制です。お電話にてご予約いただき、検査の3日前までに一度受診いただき、検査の説明や下剤の受け取りをお願いしております。検査の日程変更は5日前までであれば可能です。
当院では麻酔(鎮静剤)を使った無痛内視鏡検査を推奨しております。
『無痛』といっても「痛み止めをたくさん使用する」というものとは異なり、少しの鎮静剤と高度な技術により腸に負担をかけずに行うというものです。ただし、ご希望により、麻酔を使わずに検査を行うこともできます。
麻酔を使うメリットは、検査に対する不安、苦痛が軽減される、眠っている間に検査が終了するなどでありますが、デメリットは、検査が終わってから眠気、ふらつきがとれるまで1~2時間程度休憩が必要、検査当日は自動車の運転ができないなどであります。
内視鏡検査を楽に受けていただき、また次回以降の検査を安心して迎えられるよう、鎮静剤の使用をお勧めします。ほとんど苦痛なく、検査を終えられます。もちろん、鎮静剤に抵抗がある、検査時に意識がある方が安心するといった方は、鎮静剤なしでも検査を受けていただけます。
症状がある・健診などで要精密検査の指摘を受けたなどの場合、大腸カメラ検査は保険適用されます。なお、医師が大腸カメラ検査の必要がないと判断した場合は、自費検査になります。
大腸内視鏡検査は保険の対象となります。費用については、見るだけの検査なのか、組織を採取して調べる検査なのか、ポリープを切除するのかなど、内容によって異なります。
内視鏡は、ほとんどの方で3分前後、早い方では1分前後で肛門から盲腸に到達します。そして、その後の「観察時間」を10分以上確保し、精度の向上に努めています。時間をかけてじっくりと観察することにより病変の発見率が向上し、「見逃し」が少なくなります。
なお、検査時に使った麻酔をさますため、院内で1~2時間お休みいただきます。
ポリープは取り除いた方がいいですか?
腫瘍性ポリープや10mmを超えるポリープは、癌化のリスクがあり、切除の適応になります。
大腸の内視鏡検査で切除する際は痛いですか?
大腸粘膜には神経がないため、内視鏡検査中にポリープを切除する際は痛みを伴いません。
検査後1週間以内はスポーツ、出張、旅行、飲み会などの予定を入れないでください。ただし、ポリープの大きさによって、制限が異なりますので、検査当日にご説明いたします。
当日は、検査の4~5時間前より、1.0~2.0リットルの下剤(腸管洗浄液)を服用していただきます。これにより腸内がきれいになり、観察しやすい状態となります。服用が難しい方は、他の方法もございますので、ご説明いたします。
下剤の種類はいろいろありますか?
当院では複数種類の下剤をご用意しております。飲みやすさを重視した下剤、洗浄能力を重視した下剤、飲む下剤の量を最小限に少なくした下剤などがあります。また、液体の下剤が飲めない方には、錠剤もご用意しておりますので、ご希望がありましたら、検査予約時にお申し付けください。
検査の前日までお食事は可能です。検査説明の際に、スムーズに検査ができるよう、詳細な食事指導を行っております。
内視鏡検査後飲酒は可能ですか?
検査の際生検(細胞検査)をした場合、当日は止めていただきます。また、大腸内視鏡でポリープを切除した際は、検査後3~10日間は止めていただきます。
内視鏡検査の当時、検査後に仕事はできますか?
午前中に検査の場合、午後からの仕事は可能です。
午後からの検査の方は、お休みしていただくことをお勧めします。
常備薬は中止する必要がありますか?
薬の種類により異なるため、事前に医師への相談が必要です。
降圧薬(血圧を下げる薬)、心臓病の薬は通常通り服用し、検査当日も必ず服用してください。
抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)は、種類にもよりますので、診察時に必ずご相談ください。
糖尿病薬は、検査当日は原則休薬となります。
ポリープを切除した次の日は仕事できますか?
普通に仕事できますが、力仕事や重労働は避けてください。また、遠出や長距離の出張も控えてください。ただし、ポリープの大きさによって、制限が異なりますので、検査当日にご説明いたします。
検査後に、車・自転車を運転していいですか?
検査時に、鎮静剤を使用しますので、車・自転車の運転はできません。自家用車でご来院の際は、車を置いていかれるか、ご家族に運転してもらうなどの対応をお願いいたします。
大腸カメラ検査を受けるときの持ち物はありますか?
健康保険証(お持ちでない方は身分証明証)、診察券(お持ちの方)、薬手帳(お持ちの方)、紹介状(お持ちの方)、検査関連書類(お持ちの方)、「替えの用下着」をご持参ください。また、当院にて検査着を用意しておりますので、着替えやすい服装でお越しください。
着替えなどは必要ですか?
検査当日、排便で下着を汚すことがありますので、下着の着替えをお持ちください。また洗濯しづらいズボンやワンピースは避けてください。
検査結果はいつ頃わかりますか?
検査内容により異なります。
観察のみの場合:検査当日(鎮静剤使用後30分〜1時間の安静後)
ポリープ切除・組織検査を行った場合:約1~2週間後(病理検査結果待ち)
検査当日は撮影した画像を見ながら詳しく説明いたします。
支払いにカードは使えますか?
当院では現金のみの支払いとなっております。