なぜ胃内視鏡検査(胃カメラ検査)は必要?

胃内視鏡検査(胃カメラ検査)はなぜ必要か

 胃がんはかなり進行するまで自覚症状に乏しい病気です。できるだけ早い段階で検査を受けましょう。

 胃内視鏡検査胃カメラ検査は、ガンを早期に発見するための最も有効な検査法です。胃がん以外にも潰瘍ポリープなど様々な病気があります。これらを早い段階で発見するためには、胃カメラ(胃内視鏡検査)を行う必要があります。

 特に、ご家族に胃がんになった方がいる、ピロリ菌に感染しているなどリスクが高い方は、症状がなくても定期的に胃内視鏡検査を受けていただくことで胃がんの予防や早期発見につながります。

 また、ピロリ菌感染の有無を調べることができますので、ピロリ菌陽性の場合は除菌治療を受けることで胃がんの発症リスクを抑えることができます。 症状がない方でも、胃がんリスクが上昇しはじめる40歳を過ぎたら、胃内視鏡検査を受けるようにしましょう。

胃がんの数はまだまだ多い

胃がんになる人の数

部位人数
1位大腸158,200人
2位132,100人
3位128,800人

2022年 がん罹患数予測  (男女計)

出典 国立研究開発法人 国立がん研究センター 
2022年のがん罹患数、死亡数予測

 実際の胃がんの数は未だに多いのが現状です。

症状が出てからでは遅い

胃がんは、早期に発見し治療をすれば完治しますが、早期癌のうちは自覚症状がほとんどありません。そのため確実に早期発見するためには胃カメラ(胃内視鏡)検査が最も有効な検査法です。進行すると、胃の痛み、吐き気、食欲不振といった症状が出てきますが、手遅れのことも多々あります。

胃がんの5年生存率

胃がんの5年生存率

胃内視鏡検査(胃カメラ検査)を実施していれば助かる命がたくさんあります

いまだに、多くの方が胃癌で亡くなっています。胃がんは早期に発見できればほぼ100%完治します。胃内視鏡検査胃カメラ検査を実施していれば助かる命がたくさんあります。

胃がんで亡くなる人の数

男性

3位


26,600

女性

5位


14,400



3位


41,100

2022年 部位別予測がん死亡数

出典 国立研究開発法人 国立がん研究センター
2022年のがん罹患数、死亡数予測