医院名 |
---|
三光クリニック 蒲田駅前院 |
院長 |
崔 仁煥 |
住所 |
〒144-0051 東京都大田区西蒲田8丁目1-5 東急西蒲田ビル202 |
診療科目 |
内科、消化器内科、内視鏡内科 |
電話番号 |
03-6424-5368 |
脂質異常症とは、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪が多すぎたり(高脂血症)、善玉コレステロールが少なすぎる生活習慣病です。「自覚症状がないから」「薬をずっと飲み続けるのが嫌だから」と放置する方がいらっしゃいますが、放置すると血中の脂質は増え続け、ひいては動脈硬化を引き起こしてしまいます。困ったことに、動脈硬化にも自覚症状がなく、さらに放っておくと心筋梗塞や脳梗塞へ。
脂質異常症は、自覚症状のないまま静かに進行していき、ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす恐ろしい病気です。一度、心筋梗塞などが引き起こされてしまった場合は、一生、その病気と付き合っていくことになります。
脂質異常症による合併症は、ある日突然、襲い掛かってきますので、お早めに受診することをお勧めします。
下記の3タイプに分類できます。
どのタイプかによって治療法も違いますので、きちんと医療機関を受診することが大切です。
下記のような人は脂質異常症になりやすいと言われています。
脂質異常症の治療法は、食事療法と運動療法であり、この2つの治療法は長く続けていく必要があります。
食事療法では、コレステロールを多く含む食品を減らす、食物線維を多く含む野菜などを積極的にとる、トリグリセライド(中性脂肪)の高い人は糖質やアルコールを控える、肥満を解消・予防するために、摂取カロリーを抑えて適正な体重を目指す、などを行います。
運動療法は一日30分程度、ウォーキングなどの有酸素運動を継続する必要があります。適度な強さの有酸素運動を続けると、トリグリセライド(中性脂肪)を減らし、HDLコレステロールを増やす効果があることが分かっています。
食事療法と運動療法で改善しない時や、すでに動脈硬化による心筋梗塞、脳梗塞などの発作を起こしている場合などに主にLDLコレステロールを下げる薬や、中性脂肪を下げる薬が必要になります。
卵黄・卵・レバー、魚卵(いくら)、ししゃも、しらすぼし、イカ、タコ、エビ、肉の脂身、乳製品(バター、生クリーム、牛乳)
飽和脂肪酸(質の悪い脂肪酸)を含む食品を減らし、不飽和脂肪酸(質のよい脂肪酸)を含む食品を増やしましょう
【飽和脂肪酸を含む食品(おもに獣肉類の脂肪)】
乳製品・牛肉・豚肉・ベーコン・ソーセージ・マーガリン・ショートニングなど
【不飽和脂肪酸を含む食品(おもに植物性脂肪や魚の脂)】
オレイン酸…オリーブオイル・菜種油・ひまわり油等など
α-リノレン酸(n-3系)…サラダ油、しそ油、菜種油、えごま油など
EPA(エイコサペンタエン酸)(n-3系)
DHA(ドコサヘキサエン酸)(n-3系)
菓子、果物、ジュースなどの糖質・アルコールを控えましょう。
摂取カロリー(食べる量)を抑えましょう。
適正な体重を目指しましょう。
目の縁やアキレス腱の中に特徴的なコレステロールの塊がみられることがあります。これを「黄色腫(おうしょくしゅ)」といいます。黒目の周りに白い輪(角膜輪:かくまくりん)ができることもあります。